こんにちわ。
前回は【家の隙間】をテーマにお話しさせて頂きました。
今回は窓をテーマにお話ししたいと思います。
※前回の記事は、こちらから。
これからの住まいづくりは、断熱・気密・省エネにこだわる家づくりが
当たり前になってきます。
2025年にすべての新築住宅・非住宅に対して義務化される省エネ基準適合。
建物の断熱材の厚さや窓の構造なども基準をみなすことが求められるようになるので
この基準値があくまで最低ラインであり、この基準を満たさない場合は
新築することが出来なくなってしまいます。
省エネ基準を満たさないと、全期間固定金利型住宅ローンのフラット35では
制度の改正を2023年4月より実施し、省エネ基準に適合する断熱性能でないと
金利優遇の対象から外されてしまいます。
増改築工事を行う場合は、増改築を行う部分が省エネ基準に適合してなければなりません。
脱炭素社会に向けたロードマップでは、カーボンニュートラル政策における、
省エネ向上は重要なテーマであり、【既存住宅の省エネ改修】が促進されてきています。
今年の3月31日より交付申請開始した住宅省エネ2023キャンペーンでは、
新築住宅で補助対象となるのは【こどもエコすまい】【給湯省エネ】であり、
当然、省エネ基準をクリアしたものでないと補助対象となりません。
既存住宅では、【こどもエコすまい】【先進的窓リノベ】【給湯省エネ】の3事業が対象となり
国策としても既存住宅に対する省エネ改修の実施はかなり重要視されています。
その中でも、問合せが増加しているのが【先進的窓リノベ】事業です。
すでに注文が増えすぎたため、生産が間に合っていない商品もあり
設置までに時間を要するようになっていますが、
なぜ、この【先進的窓リノベ】事業への問合せが増加しているのでしょうか?
まずは、補助額の大きさです。
小さな窓から大きな窓、開口部と言われる箇所については、
内窓設置やガラス交換や外窓交換といった区分けでそれぞれ補助対象となります。
これは、住まいの中で開口部からの熱の出入りが大きく、
夏が約73%・冬が約58%を占めるため、
省エネ対策をする上で【窓の断熱化】は効果が上がりやすいのです。
以下、経済産業省の資源エネルギー庁サイト内、
省エネポータルサイトより抜粋した記事をご紹介いたします。
開口部の断熱
住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。
なかでも窓は、熱の出入りが大きいので、断熱上の重要なポイントとなります。
冬の暖房時に、室内に逃げ出す熱の約6割が窓などの開口部からで、
夏の冷房時に室外から侵入する熱の約は、約7割は窓などの開口部からです。