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セミナー

新築ライフスタイル塾~これからの家づくりは断熱・気密・省エネにこだわる②~

こんにちわ。

前回は【断熱】をテーマにお話しさせて頂きました。

今回は家の隙間をテーマにお話ししたいと思います。

※前回の記事は、こちらから。

 

諸外国では法律や条例があり、暖かい家を建てないといけない場合もあるため

住む人が勉強しなくとも、暖かい家で暮らすことが出来ます。

 

日本の住宅の快適さは、法律で決められていません。

2020年までは、省エネについての最低基準も最低室温の規定も存在しませんでした。

そのため、自ら勉強しなければ暖かい家を建てることは難しいことなのです。

 

では、暖かい家というのは?

前回もお話したように、寒い日は暖房器具を稼働したり

こたつやホットカーペットを使い暖めようにもその空間しか暖まらず、

移動すると、また寒いから移動先にも暖房器具を準備する。

という状況は決して暖かい家ではありません。

家計にとっても非常に厳しい状況でもあります。

 

どのお部屋もできるだけ同じような室温であること。

たくさん暖房器具を使わなくても、わずかな量で室内を温められること。

こういった家が本当の意味での暖かい家なのです。

 

断熱材が厚くても、そこに隙間があると外からの空気が入り込んできます。

仮に寒い時期であれば屋外の冷気が、暑い時期であれば熱い空気が入ってくることになります。

そうなると、どれだけエアコンで快適な室温にしようにも

隙間がたくさんあれば、そこから屋外の不快な温度の空気が入り込んできます。

それでは、快適な状況をつくるために、

設定温度を過度に調整したり、各部屋でエアコンを稼働させたりしなければならない状況になってしまいます。

とてもナンセンスな状況です。

隙間が少ない環境をつくることも、断熱と同じくらい大切なことです。

家の隙間は気密と呼ばれます。(気密とは、内と外との気体が流通しないように密閉された状態のこと。)

隙間が少ない環境であることを「気密性が高い」と表現します。

気密性が高いことで、分厚い断熱材の性能が発揮されます。

 

例えば、冬に着用するダウンジャケット。

これは羽織っているだけだと隙間から風が入ってきて、風が冷たい日は体が冷えてしまいます。

しかし、ファスナーを閉めてあげたり、ましてや手首や腰回りがキュッとゴムで絞ってあるものだと

ダウンジャケットを着て暖まった体の熱が外に逃げず暖かさを持続させることができます。

【気密】はこのファスナー、手首や腰回りをキュッと絞るゴムたちの役目と同じなのです。

それほど、気密は家にとって重要なポイントになります。

 

気密性能は、隙間相当面積=C値で表されます。

床面積に対して、どのくらいの隙間量があるのか?

ということを機械を使って測定を行います。

 

これは結構重要な数値になりますが、日本では義務化はされていません。

義務化でないなら問題ないわけではなく、

先ほどダウンジャケットの例でご説明したように、気密性はとても重要なポイントです。

お家を建てるときに、いろんな会社をご見学されると思いますが、

C値の平均数値などは、しっかり確認された方が新しいお家の為になりますので

ぜひ、頭の片隅に入れておいて頂けると幸いです!

 

次回は窓のことをテーマにさせていただきます。

ご拝読頂き、ありがとうございます。

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