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セミナー

正匠 隼人の家 Webで新築塾 11限目

 

「今回は、窓のお話しです」

今でも使われている住宅用のアルミサッシは、1965年頃発売になったとされています。その前はスチール(鉄)サッシでさらに古くは木製サッシでした。
ガラスは当然1枚ガラスで、サッシ自体に隙間があり台風の時は、サッシの隙間から風圧で雨が入り込みレールの下にタオルを当て防水をする時代です。
最近の住宅の窓と言えば、ガラスが2枚のペアガラスが標準化され、サッシの性能が高くなり気密性能、水密性能の良いサッシが普及していきますが、気密性能が良い分隙間風が入ってこなくなったので窓廻りで結露が発生し、カビの発生による健康被害や結露による木材の腐れなどの問題が指摘されるようになってきました。

昨今、国が冷暖房効率の良い省エネ住宅を推進していることもあり建物の断熱性能の向上と窓の断熱性能の向上を図るため、外気の影響を受けにくい外側アルミ、内側樹脂の「半樹脂サッシ」やサッシ全体がアルミの1000分の1の熱伝導率の「全樹脂サッシ」、ガラス自体の断熱性能を高めるためLow―Eガラス(断熱、遮熱ガラス)やアルゴンガス入りガラスも普及してきました。
ガラスは、ペアガラスからさらに断熱性能を高めたトリプルガラスや大きな地震で割れたガラスが室内に落ちてこないようにペア防災ガラス、トリプル防災ガラスも登場しています。

 

 

窓も昔みたいに広く多く設置する時代ではありません。東と西の窓は夏対策で、強い朝日と夕日を遮るため建築基準法内で窓は割と小さ目で数を少なく、北の窓は冬の外気の影響を受けないために窓を少なめに、南の窓は、冬の太陽熱を取り入れるよう大きな窓で断熱ガラスを採用する夏の南の窓は太陽光を入れないために庇を長めに出す等、立地や地域の条件によりますが、パッシブデザインという発想でプランするのも良いでしょう。
しかし、鹿児島の9月20日、秋分の日あたりの外気温は30度を超えることも今では普通です。このころの太陽の高度は大体57度くらい(夏82度くらい、冬35度くらい)の角度で、南の日差しは相当強いのでパッシブデザインでプランするのは良いですが、ヘタをすると10月まで熱い部屋になり冷房費が余計掛かることにもなりかねませんので、ガラスの選択と庇の出し具合の検討が必要になってきます。

 

今回の隼人の家では、「全樹脂ペアガラスサッシ+アルゴンガス入り冷暖房効率の良い遮熱Low-Eガラスを選択、さらに、全ての窓に防災ガラス」を採用しています。
防災ガラスは、車のフロントガラスと同じ合わせガラスになっており、ペアガラスの部屋内側が合わせガラスで割れても室内に落ちにくい設計になっています。
避難するようことがあっても足をケガさせないという配慮です。(実質3枚ガラス)
この防災ガラスの発想は、東日本大震災で割れたガラスが室内に飛び散り、自宅から避難するときガラスで足をケガする人が多かったのがきっかけです。
それまでは、外部からの侵入を遅らせるため(泥棒対策、飛来物対策)の防犯ガラスでペアガラスの外側が合わせガラスになっていました。

 

これからますます省エネ住宅と災害防止(耐震等級3)が求められる時代になってきます。
建物の断熱性能の表記も、断熱等級4が最高ランクでしたがこれからは断熱等級5,6,7という高い表記に変わりますので、より断熱性能の高い家が求められてきます。そこに重要な要素となるのがサッシの性能になってきますのでこれから家を建てる方は、建物の断熱性能+サッシの断熱性能も検討した上で家づくりに臨まれた方が良いでしょう。
ただし、いくら建物の断熱性能が良くても建物の気密性能が悪ければ本当の省エネ住宅にはなりません。
本当の省エネ住宅は、部屋やローカなどの温度がほぼ一定です。断熱材はしっかり入れたけど冬になれば足元が寒い家は、断熱材の施工が悪く気密が取れていない(隙間がある)家です。
極端な話しですが、冬ダウンジャケットを着て前ボタンやチャックを閉めて毛糸の帽子をかぶり完全防寒をしているのに足元を見たら短パンに素足だった!レベルの家もあります。
断熱と気密は連動していることを良く理解している住宅会社を選択しましょう。
ちなみに、隼人の家の気密測定値C値=0.15㎠/㎡でした。
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