昨年から続いている「窓リノベ補助金」ですが、
今回は弊社で18年前に新築を建てられた指宿のH様邸です。
大小の34枚の窓の内側の窓枠に全樹脂Low-Eアルゴンガス入ペアガラス(空気層15ミリ)で
内窓工事を行いました。
新築当時はアルミ枠に空気層8ミリの一般的なペアガラスサッシで、
当時流行ったペアガラスサッシでした。
しかし、アルミは樹脂の1000倍熱を伝えやすいです。
当時のペアガラスは、Low-Eでもない・アルゴンガスも入ってない
ガラス間の空気層は狭く、一枚ガラスより少し良いくらいの性能でした。
したがって、窓からの熱の出入りが著しく、
冷暖房の効力を高めるというほどの効果があった訳ではありませんでした。
夏冬、それを感じていたお客様からの依頼があり
今回の内窓工事になりました。
<Before>
1階の和室の内窓施工前です。
良く見る光景です。紙障子の下が破れています。
<After①>
左奥から網戸、既存のペアガラスサッシ、新しい障子風内窓。
既存の窓と内窓のクレセント(カギ)の高さを10㎝変えて
開け閉めしやすいようにしてあります。
<After②>
既存の障子を処分して内窓にスリガラスと組子を入れた障子風のペアガラスを採用して
和室の雰囲気は残しつつ、障子紙の貼り替えが不要になりました。
内側の窓を開けると既存の窓から伝ってくる熱を感じられ
内窓がこの熱を遮断しているのが良く分かりました。
<吹抜け窓>
吹抜け窓は足場を造り施工しました。
冬は高い窓から冷気が降りてきますので階段の上も施工した方が良いです。
<2F子供室上げ下げ窓>
引き違い窓以外の上げ下げ窓やすべり出し窓は部屋内側に開く戸扉タイプになります。
<寝室掃き出し窓>
既存のこげ茶のサッシが見えます。
今回は木目調の樹脂Low-Eアルゴンガス入りペアガラスを採用しています。
工事は6月に1日で完了して、お盆前にお伺いしたところ、
窓からの熱の入りが全然違うし、冷房の効きが良くなったという感想をいただきました。
冬は暖房効率が良くなり、窓の結露防止にもなります。
また、冬の室温が下がりにくいということは、ヒートショックの軽減にもなります。
電気代も高くなってきた昨今、窓の断熱性能を高める「先進的窓リノベ」、
まだ補助金は残っているようです。
皆様もこの機会にご検討してみませんか。
見積もりは無料で致します。
KUBOYAMA