最近では周知され始めている『リノベーション』
弊社でのリノベーションは、柱や梁といった構造材を残しつつ、
足りない部分は新たな材料や金物で補強。
古い建物の新しい価値を求めて家全体を改修し、
これから住む人達のライフスタイルに合わせて、使いづらい間取りを使いやすく、
地震や断熱の強化で新築同様に生まれ変わらせ、再生する。
今より快適で、安心安全かつ健康的な暮らしの実現を求めて、
それぞれの暮らし方にしっかり向き合います。
また、正匠でのリノベーションでは長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助制度を活用した
自社で構造計算を行い新築並みの性能へ向上させる「性能向上リノベーション」をメインに行っております。
長期優良住宅化リフォーム推進事業という制度は、
・・・質の高い住宅ストックの形成及び子育てしやすい環境の整備を図るため、
既存住宅の長寿命化や三世代同居など複数世帯の同居の実現に資する
リフォームを推進することを目的として、リフォーム工事等の事業の
実施に要する費用の一部について、国が支援する補助制度です。
<実際に200万円補助金を活用した例>
新婚当初に建てた住まい。
約35年たったときに知った【リノベーション】
思い入れある建物だからこそ、大切に残しつつ
いまの暮らし方にあった、快適で豊かな住まいへ
生まれ変わらせたいという思いに向き合い実現したリノベーションです。
①インスペクションの様子。
工事着手1年前までにインスペクションと言われる
既存の劣化事情の有無を既存住宅状況調査施術者の資格を持つ
建築士の方に調査してもらいます。
インスペクション時に指摘を受けた場合、その部分は補修工事を行います。
②解体状況
今回は、寄棟でセメント瓦の屋根から家のために
やさしい切妻かつ軽い素材のガルバリウム鋼板へ葺き替えしました。
③基礎工事
昭和61年築の建物のため新耐震基準に適合していた建物でしたが、
今回、長期優良住宅建築に伴い既存の基礎や構造金物と言われるもので
建物を補強する必要がありました。
④大工工事
屋根形状を組み換え、柱や梁を補強していく作業です。
新たな間取りに変えるため、外せる柱を撤去したり
家が弱くならないよう補強したりします。
補強をしたり、構造を組み換えたりと大工さんの作業が多く
ほとんどの現場で新築より2カ月ほど長い期間を要しています。
⑤断熱工事
断熱施工は、新築同様の壁と屋根の外張り断熱で施工致しました。
断熱材が切れる箇所がないよう隙間も防蟻の発泡ウレタンフォームで断熱。
窓サッシも全て高性能窓サッシへ変更し、気密性や断熱性を向上させました。
⑥造作工事
引き続き、大工さん達が建物の内部の工事を進めます。
想い出の婚礼家具を加工して、和室の飾りとして生まれ変わらせました。
大切な思い出とともに、新たな時間を刻んでほしい。
熱いオモイで最後の仕上げに取り掛かります。
外壁材であるサイディングを張り、必要な防水工事を施すと足場がはずれ
室内のキッチンやユニットバスなど設備設置後、引き渡しを迎えます。
ただ、表面的な見た目をキレイにするだけではなく、
新たな住まいへのお客様との思いと向き合い、
安全かつ安心して健康的に暮らしていただくため
どうすればいいのか。
正匠は、仕上がってしまうと目に見えなくなる既存の建物と向き合い、
【今】の暮らし方にフィットする住まいへ生まれ変わらせます。